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2021 09. 02

樹脂を使用する2つの製版方式の材料について

樹脂を使用する2つの製版方式の材料について

ラベル・シール印刷の樹脂を使用する製版方式には、アナログ製版(フィルム製版)とデジタル製版(CTP製版)の2種類があります。使用される樹脂の材料には種類があり、山田美術印刷では印刷機械やデザインによって使い分けをしていますのでご紹介させて頂きます。

【目次】
1.アナログ製版(フィルム製版)で使用される2種類の材料
2.デジタル製版(CTP製版)で使用される2種類の材料
3.アナログ製版(フィルム製版)とデジタル製版(CTP製版)で使用される材料の特徴
・アナログ製版(フィルム製版)の材料の特徴
・デジタル製版(CTP製版)の材料の特徴
4.今回のまとめ

アナログ製版(フィルム製版)で使用される2種類の材料

アナログ製版(フィルム製版)で使用される樹脂の材料には、いくつかの種類があり、山田美術印刷では主に2種類を使用しています。
1種類目は、版の硬度(硬さ)が高いです。細い線や小さい文字が潰れにくい材料のため、主に小さな文字や、印刷面積の小さいラベル印刷がメインの小型印刷機に使用しています。
2種類目は、版の硬度が中間に位置します。印刷機械やラベルのデザインに左右されにくい材料のため、カラー印刷や比較的面積の大きいラベル印刷がメインの中型印刷機や小型印刷機械に使用しています。

デジタル製版(CTP製版)で使用される2種類の材料

デジタル製版(CTP製版)で使用される樹脂の材料にも、いくつかの種類があり、その中でも山田美術印刷では主に2種類を使用しています。
1種類目は、版の硬度(硬さ)が中間に位置します。小さい文字や網点の再現性を重視しつつ、耐刷性を兼ね備えた樹脂の材料です。大ロットや面積の大きいラベル印刷がメインとなる、凸版輪転機(大型機)に使用しています。
2種類目も、版の硬度が中間に位置します。特に耐刷性を重視した樹脂の材料で、デザイン等を選ばずオールマイティに使えます。カラー印刷や比較的面積の大きいラベル印刷がメインとなる中型印刷機や小型印刷機械に使用しています。

アナログ製版(フィルム製版)とデジタル製版(CTP製版)で使用される材料の特徴

アナログ製版(フィルム製版)の材料の特徴

アナログ製版(フィルム製版)で使用される樹脂の材料は、紫外線による硬化スピードが速い事が特徴です。デジタル製版(CTP製版)と比較して、およそ半分の時間で硬化します。
但し、フィルム作成からアナログ製版を行う場合は、フィルム作成の時間がプラスされるため、デジタル製版とタイムラグが無くなる場合もあります。

デジタル製版(CTP製版)の材料の特徴

デジタル製版(CTP製版)で使用される樹脂の材料は、フィルムの代わりにあらかじめカーボン層が積層された材料を使用しています。アナログ製版で必要なフィルムとは違い、フィルムによる露光不良などの影響を受けません。よってピンホールの原因となるゴミやほこりなどに左右され難く、安定した製版ができるのが特徴です。

今回のまとめ

ラベル・シール印刷では、一般のオフセット印刷と違い印刷機械や方式にいくつかの種類があります。それらの条件やデザイン内容を踏まえて製版用の材料を使い分けることにより、より品質が高く再現性の良いラベル・シールをご提供しています。製版についてのご相談等がありましたら、ぜひ、山田美術印刷までお問い合わせください。