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2021 08. 19

ラベル・シール印刷のトラッピング処理の必要性と注意点

ラベル・シール印刷のトラッピング処理の必要性と注意点

山田美術印刷では、お客様から頂いたデザインデータをそのまま印刷することはありません。必ずデザイン内容を確認し、仕上がりに不備がないかを確認しています。事前にチェックを行い、高品質なラベル・シールになるように処理をしているのです。
その中の一つである、トラッピング処理をご存知でしょうか。ラベル・シールの版データを作成する際には、トラッピング処理が必要です。お客様から頂いたデザインデータをトラッピング処理することで、きれいなラベル・シールに仕上がります。
今回は、ラベル・シール印刷に必要不可欠なトラッピング処理についてご説明します。

【目次】
1.トラッピング処理の必要性
2.標準的な処理は、デジタルにお任せしています
3.トラッピング処理を考慮してデザインすることをおすすめします
3.今回のまとめ

トラッピング処理の必要性

トラッピングとは、版のズレを防ぐためにデータを微調整する作業のことです。各色の境目を調整することにより、キレイなラベル・シールに仕上がります。ラベル・シールは特色印刷で行うことが多い為、トラッピングの処理がとても大切です。
トラッピングの作業は、隣合う色を重ねることで隙間が出来るのを防ぎます。トラッピング作業を行わないと、隙間から原紙の色がみえてしまいラベル・シールが不自然な仕上がりになります。
また、ラベル・シールの色やデザインによってトラッピングの処理も調整しています。デザインや色の組み合わせに適したトラッピングの作業を行うことで、きれいな印刷の仕上がりを目指しています。お客様により満足していただけるラベル・シールをお届けするために、トラッピングは重要な処理なのです。

標準的な処理は、デジタルにお任せしています

ラベル・シールは、特色印刷が多い印刷物です。よって、トラッピング処理が必要不可欠になります。そこで、山田美術印刷ではきれいなラベル・シールを印刷するため、CTP製版機と専用製版処理ソフトを導入しています。
専用処理ソフトを使い複雑なトラッピング処理を行い、適切な処理がされているか目視で確認していきます。
さらに、山田美術印刷では本社工場を併設していることから、工場オペレーターとDTPオペレーターが連携をとり作業を行います。高品質なラベル・シール印刷をお届けするために、印刷経験の判断からトラッピング処理の数値を割り出します。
最新の設備を導入と、オペレーターの熟練の技術を合わせることで、お客様が安心して御発注頂ける印刷会社を目指しています。

トラッピング処理を考慮してデザインすることをおすすめします

ラベル・シールのトラッピング処理を行う際には、重ねる色の相性も重要です。
基本的にトラッピングは、濃い色に薄い色を重ねます。このように処理を行うことで、重なった部分が目立ちません。また、同系色の場合も同様です。
しかし反対色(補色)との組み合わせでは、重ねた部分が、濃く印刷として表現されてしまいます。印刷をより良く仕上げるためにデザインによっては、このトラッピング処理を想定してデザインされることをおすすめします。

今回のまとめ

どんなラベル・シールでも、0.1mm単位レベルで印刷ズレは発生します。しかし、トラッピング処理を行うことで、印刷ズレを低減させラベル・シールをキレイに印刷することが出来ます。
山田美術印刷では、こうしたトラッピングの作業も含め、より高品質なラベル・シール印刷を目指しています。お客様よりご入稿いただいたデータは必ず確認をし、懸念事項をお伝えします。
また、より高品質なラベル・シールになるデザイン作成のサポートも致します。是非お気軽にご相談ください。