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コラム
2021 08. 12

ラベル・シールにおける粘着剤の選定は非常に大切な要素です

ラベル・シールにおける粘着剤の選定は非常に大切な要素です

ラベル・シールで使用される紙に種類があるように、粘着剤(糊)にも様々な種類があるのはご存じでしょうか。普段多岐に渡って使われているラベル・シールですが、実は用途や使用環境によって細かな強弱の種類の粘着剤で使い分けられています。
今回は、粘着剤の種類に関してのコラムです。多種多様なラインナップの中からどのような基準をもって選定をすればいいのか、ポイント・注意点などについてご説明させて頂きます。

【目次】
1.ラベル・シールの用途や使用環境に合わせた粘着材の選定が必要です
2.ラベル・シールの粘着剤の種類
3.今回のまとめ

ラベル・シールの用途や使用環境に合わせた粘着材の選定が必要です

ラベル・シールの粘着材は、シールの基材と同様に様々な種類があり、使用する用途や環境、使用期間によって適切な選定が必要です。
例えば、屋外で使用する車のボディや電車の窓ガラスに貼るステッカー、冷蔵する飲料や食品に貼るシール、あるいは冷凍するお肉やハム、解凍後ボイルして使用しても剥がれてこないシールなど、様々な用途で粘着剤の選定は変わります。

ラベル・シールの粘着剤の種類

ラベル・シールの粘着剤には大きく分けて、永久接着タイプ、再剥離タイプ、弱粘着(再貼付)タイプに分けられます。

永久接着タイプ

貼り付け後、基本的に剥がすことを目的としない粘着剤

一般粘着 一般的な表示ラベル、ステッカー、アイキャッチラベルなど
冷蔵用 食品、惣菜、飲料など
冷凍用 ハム、パウチパックなどの冷凍食品など
耐熱用 家電製品、OA機器など
粗面用 凹凸面のある被着体
訂正用 表示ラベル、パンフレット、パッケージなど

再剥離タイプ

一定期間貼り付けた後、剥がすことを目的とした粘着剤

強粘着再剥離 電車、タクシーなどの広告ステッカー、最終廃棄する際容器とシールとの分別(リサイクル)を目的とした製品ラベルなど
弱粘着再剥離 ハガキに貼る目隠しシール

弱粘着(再貼付)タイプ

剥がした後糊残りがほぼなく、再度貼り付けが可能な粘着剤

微粘着 ノベルティシール、付箋、シールブックなど

今回のまとめ

ラベル・シールの粘着剤の種類を選択するためには、ご依頼頂く前に「何に貼るか」「使用環境はどうか」「廃棄の仕方」などを考えなければなりません。ラベル・シールが使用途中で剥がれたり、或いは剥がす目的なのに剥がれなかったりと不具合を起こさないためです。
粘着剤の種類は多種多様で、上記に示した種類、用途はほんの一例です。他にも被着体の材質との相性や、貼った後にどのような加工が入るのか、設計段階において適切な提案をさせて頂いております。
場合によってはお客様に実際の被着体との貼付けテストをして頂けるよう、量産前に基材サンプルのご提供も可能です。
もちろん粘着剤だけではなく、シール基材、セパレーター(剥離紙)を含め、総合的な設計が必要になりますので、ぜひ山田美術印刷にお気軽にお問合せください。