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2021 08. 24

ラベル・シールの印刷前に知っておきたい3つの初期費用

ラベル・シールの印刷前に知っておきたい3つの初期費用

新しいラベル・シールを制作する際には、初期費用が発生することをご存知でしょうか。これは、ラベル・シールを印刷する機械や仕様にもよりますが、基本的には発生する費用となります。
基本的なラベル・シールの主な初期費用の内容は、版代・刃型代・デザイン代の3点です。これらは、改版の場合にも発生するケースもございます。
今回のコラムは、新しくラベル・シールを制作する際に発生する初期費用に関してのコラムです。また、リピート時・改版時の場合の費用についてもご説明をさせて頂きます。

【目次】
1.版代と型代は違います。印刷するのに必要な版、形状に切り抜くのに必要な型
2.リピートの場合は初期費用はかかりませんが、版の劣化に注意が必要です
3.改版の場合は版代が発生し、形状変更が伴う場合は刃型代も発生します
4.今回のまとめ

版代と型代は違います。印刷するのに必要な版、形状に切り抜くのに必要な型

新しくラベル・シールを御発注頂い際には、版代と刃型代が初期費用として発生します。また、デザインからご依頼を頂いたラベル・シールの場合はデザイン費も発生します。
まず版代は、ラベル・シールの色数分が数量の費用が発生します。例えば2色の場合は2版必要になりますし、3色+ニスを引く場合は4版となります。
次に刃型代ですが、刃型はラベル・シールの形状ごとに作成しなければいけません。よって、ラベル・シールの形状分のそれぞれの刃型代が必要となってきます。逆に、種類があっても同形状であれば、1種類のみの費用となります。

リピートの場合は初期費用はかかりませんが、版の劣化に注意が必要です

ラベル・シールをリピートで御発注頂いた場合は、版代や刃型代は発生致しません。ラベル枚数×単価がリピート品の金額となります。
しかし、版や刃型は永久に使用できるものでありません。版や刃型は印刷を繰り返すと、摩耗や消耗をして劣化してしまいます。また、経年劣化も発生致しますので、山田美術印刷では基本的に版と刃型の保管期間を5年間と設定し運用をしております。
もし、劣化した版を使いラベル・シールを印刷してしまうと、文字のカケやピンホールなどが発生する可能性がございます。また刃型の劣化に伴って、ラベル・シールが正確にカットできず、お客様にご迷惑をお掛けするリスクがございます。
これらの不具合を防ぎ、品質を保つためにも、山田美術印刷では版と刃型の再生産の為の費用をご請求させて頂く場合がございます。

改版の場合は版代が発生し、形状変更が伴う場合は刃型代も発生します

ラベル・シールのデザインが変わった場合も版代が必要です。いわゆる印刷業界では、改版と呼ばれるタイミングです。この際にご注意頂きたいのが、デザインによっては改版の色だけでなく、全版を作成しなければならない可能性があることです。特にカラー4色のラベル・シールにおいては、色数分の4版の版代の費用が発生することをご注意ください。
また、形状が変わった場合は刃型代も必要です。新たに刃型を起こしてラベル・シールを印刷させて頂きます。

今回のまとめ

基本的なラベル・シールの初期費用は、版代・刃型代・デザイン代になります。リピートにおいては初期費用は発生しませんが、版や刃型は消耗品です。ラベル・シール印刷を繰り返すことで経年劣化が発生した場合は費用をご請求させて頂く場合もございます。
一方、初めてご注文を頂いた場合でも、初期費用が発生しない印刷物もございます。例えば、オンデマンド印刷や規格サイズのチラシやポスターなどです。これらは版や刃型を使用せずに印刷が可能なため初期費用が発生しません。
山田美術印刷では、どのようにしたら版代を抑えられるかなどのご相談もお受け致します。お客様がご希望されてるラベル・シールや印刷物に合わせて、最適な制作方法を選定させて頂きご提案させて頂きます。

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