愛知県名古屋市でラベル・シール・販促物の制作を行う山田美術印刷(株)「お知らせ」ページです。

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2021 06. 24

ラベル・シール作成で使用される主な4つの加工方法

ラベル・シール作成で使用される主な4つの加工方法

みなさんもラベル・シールを日常でよく見かけることがあると思います。
例えばスーパーなどで買い物をする時、旅行などに行ってお土産を買ったりする時、必ずと言っていいほど商品の容器や袋に貼ってありますよね。貼ってあるラベル・シールを見てキレイ、かっこいいと印象を受けたことはありませんか?
もしかするとその”キレイ”、”かっこいい”ラベルには特殊な加工がされていて、特に目を引いたのかもしれません。
今回は、ラベル・シールの主な4つの加工方法を簡単ではありますが説明させて頂きます。

【目次】
1.ラベル・シールの箔押し加工
・ホットスタンプ加工
・コールドフォイル(コールド箔)加工
2.ラベル・シールのエンボス加工
3.ラベル・シールのラミネート加工
・グロスラミネート
・マットラミネート
・UVカットラミネート(サンカットラミネート)
4.ラベル・シールのニス引き加工
・グロスニス加工
・マットニス加工
・擬似エンボス加工
4.今回のまとめ

ラベル・シールの箔押し加工

箔押し加工とは、ラベル・シールの表面に色をコーティングした箔(金、銀など)を転写する加工方法です。高級感・インパクトを出すのに効果的です。
箔押し加工には2つの方式があります。

ホットスタンプ加工

箔を熱で圧着する方式

コールドフォイル(コールド箔)加工

箔を糊で定着させる方式

山田美術印刷では、ホットスタンプ方式で箔押し加工を行っています。
ホットスタンプ方式はコールドスタンプ方式に比べて箔の輝度が高く、ラベル・シールに美しい光沢を与え、高級感を充分に感じられる仕上がりとなります。箔の種類は様々で、金箔や銀箔をはじめとした多彩な色味の箔、ツヤを消した箔、また偽造防止の面からホログラムの箔など、ご希望に合わせて手配することが可能です。高級感・インパクトのあるラベル・シールを作るにはおすすめの加工方法です。

箔押し加工の制作事例はこちら
ラベルに高級感を演出するには箔押し加工がおすすめです

ラベル・シールのエンボス加工

エンボス加工とは、ラベル・シールの表面に凹凸をつける加工のことです。印刷された文字や図柄などを浮き出させるイメージのデザインや、着色以外でインパクトのあるデザインのラベル・シールを印刷したい時に使用する加工方法です。
エンボス加工は、箔押し加工と併用することも可能で、箔の周りにエンボス加工で凹凸をつけることでさらにデザインを引き立て、より高級感が増したラベル・シールを作ることができます。

エンボス加工の制作事例はこちら
ギフト商品におすすめのエンボス加工

ラベル・シールのラミネート加工

ラミネート加工は表面を保護する役割があります。ラミネートを貼ることで、ラベル・シールを水やホコリから守り、傷や色あせを軽減します。雨、雪の降る屋外や、結露の心配がある冷蔵・冷凍食品に貼るラベル・シールには欠かせない加工です。
ラミネートの代表的な3つの種類をご紹介します。

グロスラミネート

ツヤのあるタイプのラミネートです。貼ることでラベル・シールに光沢が出るため、高級感が増します。

マットラミネート

マットタイプのラミネートです。表面がさらさらしており、上品で落ち着いた雰囲気に仕上がります。

UVカットラミネート(サンカットラミネート)

屋外仕様のラベル・シールに向いている、耐光性があるラミネートです。
紫外線をカットして色あせを軽減します。また、耐光インキと併用するとさらに効果を発揮します。

これらのラミネートを貼ることで色濃度が上昇したり、見た目の風合いが変わる場合があります。しっかりと色の管理をする場合は、色校正を行うことをおすすめします。

色校正についてのコラムはこちら
印刷色にこだわりがある場合は量産前の色校正をおすすめします

ラベル・シールのニス引き加工

ニス引き加工は印刷の表面に透明な樹脂液を塗る加工です。ラミネート加工よりは劣りますが、表面保護をする目的で使われる加工方法です。ニス引き加工は、印刷工程で同時に加工ができ効率的なため、ラミネート加工より安価な面が特徴です。
また、ニスは部分的な塗布も可能です。ニスで模様や絵柄を表現することで、立体感を演出できデザイン性の高い仕上がりになります。
山田美術印刷の代表的なニス加工は3つあります。

グロスニス加工

ツヤのあるタイプのニスで光沢感が出ます。

マットニス加工

マットタイプのニスでさらさらした質感になります。

擬似エンボス加工

ザラザラした質感を与えるニスを使用する加工方法です。メタリックな基材に塗布すれば、本物の金属のような手触りとなります。

擬似エンボス加工の制作事例はこちら
擬似エンボス加工をした人目を惹くアテンションシール(POPラベル)

今回のまとめ

今回は簡単ではありますが、ラベル・シールに使用される加工方法を説明させて頂きました。山田美術印刷では箔押し、エンボス加工ができる凸版平圧機をはじめ、凸版間欠機、凸版輪転機、オフセット間欠機等の設備を保有しています。通常の印刷はもちろん、糊抑え加工など特殊加工でアテンションシール(POPラベル)など製作することも可能です。他にも様々な加工がありますがまたの機会に説明させて頂きます。
ラベル・シールの作成の際にはどんなことでもお気軽に山田美術印刷までお問い合わせご相談ください。