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2025 06. 06

ステッカーやラベルの防水・耐水性を高める方法!基本のキ【コラムまとめ】

ステッカーやラベルの防水・耐水性を高める方法!基本のキ【コラムまとめ】

商品イメージを伝えて商品の売上を左右する「ラベル」やノベルティなどさまざまな場面で活躍している「ステッカー」。その中でも結露が発生しやすい食品ラベルや、湿気や水しぶきにさらされる浴室内のシャンプーやコンディショナー。雨や湿気にさらされることもある屋外使用のステッカーなど水気に触れる環境で使われる場合、耐水性がないと印刷がにじんだり剥がれてしまいます。「見た目の美しさ」や「伝えたい情報」を維持するためにも効果的な防水対策を行っておきたいところです。
今回はラベル・シールにおける素材から防水・耐水性を高める方法について、お知らせしているコラムをまとめました。

【目次】
ラミネート加工で保護!撥水性が向上し美しさを保つ
・光沢性があり色彩も鮮やかに仕上がるグロスラミネート
・上品で柔らかい印象になるマットラミネート
・必見!ラミネートだけでは完全な防水とは言えません
素材自体を「水に強いものへ」フィルム系の素材で防水対策
・マットな質感で落ち着いた柔らかい印象のユポ素材
・メタリックなラベル・シールを制作できるネーマー素材
・透明感を生かした清潔感のあるラベル・シールを制作できるPET素材
今回のまとめ

ラミネート加工で保護!撥水性が向上し美しさを保つ

透明なフィルムを圧着して印刷面を保護する「ラミネート加工」。ご存知の方も多いのではないでしょうか。
家庭用ラミネート機器が普及していることもあり気軽な防水対策として多くの方が取り入れている方法だと思います。ラミネート加工はステッカーやラベルの表面をフィルムでカバーしてくれるので撥水効果があり、表面の傷を防ぎ「見た目の美しさ」を維持するためにも有効な加工方法です。ポスターやメニュー表などの水や油汚れを防ぐために多く使用されています。
ラミネートにもさまざまな種類がありますがここでは代表的なラミネートはグロスラミネートとマットラミネートをご紹介しラミネート加工での注意点をご紹介します。

光沢性があり色彩も鮮やかに仕上がるグロスラミネート

ツルッとした触り心地で光沢感があり、表面が平滑になることにより色彩が鮮やかに表現されることで色彩がはっきりと濃く見えるようになります。ラベル・ステッカーでインパクトを与えたいときにもピッタリ。汚れにも強く長期間使用される場合におすすめします。

上品で柔らかい印象になるマットラミネート

艶消し処理がされておりやわらかな質感で上品で格調高い雰囲気を与える事ができます。照明による乱反射を防いでくれるので明るい場所でも内容をしっかり伝えたいときには最適。傷がつきにくく指紋などでの汚れも目立ちにく、見た目の美しさと実用性を兼ね備えたラミネート加工です。

▼ラミネート加工についてもっと知りたい方はこちらのコラムを御覧ください。
ラベル・シール制作で使用される加工【ラミネート加工編】

必見!ラミネートだけでは完全な防水とは言えません

ラベル・シールにラミネート加工をしただけでは耐水性はありません。ラミネートで表面を保護しても中身(印刷自体)は水分に弱いままなので、側面やカット面から水が染みる可能性があり、耐水性が上がる訳では無く防水とは言えません。では、どうしたら良いのでしょうか?
フィルム素材を使用して印刷を行うことで素材自体が濡れて歪みを生じることはなくなります。さらにインクの滲みも考えしっかりとした防水対策を行いたいならフィルム素材にラミネート加工をされることをおすすめします。

▼ラミネート加工と耐水性について知りたい方はこちらのコラムも御覧ください。
ラベル・シールにラミネート加工しただけでは完全な耐水性にはなりません

素材自体を「水に強いものへ」フィルム系の素材で防水対策

紙素材は水濡れに弱くラミネート加工だけで防水性や耐水性を実現する難しいのが現状。そのため素材自体を濡れても大丈夫なフィルム系の素材にされることで防水対策が実現します。フィルム系の素材には合成紙やポリエステルを使用したものなどさまざまございますが、今回は、代表的なのはユポ・ネーマー・PETの3種類をご紹介いたします。そして、ラベル・シールにより高い耐水性を求める場合は、フィルム系の素材+ラミネート加工をおすすめ致します。雨や湿気に強くなりますし、屋外での仕様にも向いています。また、シャンプーの容器や飲料などの水に濡れやすいラベル・シールにもおすすめです。

マットな質感で落ち着いた柔らかい印象の合成紙

ラベル向きと言われている素材。食品ラベル、工業用ラベルに多く使われています。紙のように色鮮やかに印刷でき油性ペンはもちろん鉛筆でも書き込めるタイプもあり扱いやすい素材です。耐熱性は低いのですが、耐水性の高さから屋外で使用されることもございます。

メタリックなラベル・シールを制作できるネーマー素材

ネーマーとはポリエステル(PET)フィルムの表面にアルミ蒸着を施し、メタリック調の色調を出した素材。工業用ラベルや、メタリック感を生かしたアテンションシールに多く使われております。金や銀色だけではなく表面を白色コーティングしたものもございます。

透明感を生かした清潔感のあるラベル・シールを制作できるPET素材

PET素材は、耐水性が高く、耐熱性があり屋外使用に最適です。車やバイクなどに使用される際にもおすすめします。

▼防水対策に使える素材についてもっと知りたい方はこちらのコラムを御覧ください。
ラベルをキレイに保ちやすい!耐久性と耐水性のあるフィルム素材のおすすめ3選

今回のまとめ

ブランドの認知度をあげ広告宣伝効果が期待されるステッカー。そして商品の魅力を引き出し売上を左右する情報伝達のラベル。そんなステッカーやラベルも紙素材に印刷をしただけでは雨や湿気で品質が保てず文字のにじみや形状の歪みなどが起こり手にとっていただいた方に情報が伝わらなくなってしまいます。一番効果のある防水方法はフィルム素材に印刷を行いラミネート加工を行う方法とはなりますが、ご利用になられる用途や利用シーン、予算に合わせてさまざまございます。どのような状況で使用されるのかご相談いただければ山田美術印刷にて、お客様の状況に合わせた素材や加工のご提案をさせて頂きます。お気軽にご相談下さい。