愛知県名古屋市でラベル・シール・販促物の制作を行う山田美術印刷(株)「お知らせ」ページです。

052-913-7011 受付時間:平日8:30〜17:15

MENU

SINCE

-1959-

YAMADA
Fine Arts Printing
Co., Ltd.

COLUMN お知らせ・コラム

コラム
2024 05. 20

和紙を使ったラベル・シールで失敗したくないあなたに読んで欲しいコラム

和紙を使ったラベル・シールで失敗したくないあなたに読んで欲しいコラム

和紙のラベル・シールは、その独特の風合いや素材感が魅力的なアイテムです。質感が独特なので消費者の目を惹きやすく、商品のアイキャッチ効果としても高いと言われています。また和紙の種類も豊富で、表面の素材も繊維質の強いものや、ザラザラとした質感が特徴なもの、ちぎったような色付きの紙が混ざっているものなど様々です。
しかし、和紙を使ったラベル・シールは水に弱い性質というのを忘れてはいけません。ラベル・シールの使用用途や目的にあった和紙の原紙を選定しないと、破れたり剥がれたりする可能性もできてきます。
今回のコラムでは、和紙のシールが水に弱い理由や注意点、そして改善方法について説明します。

【目次】
1.そもそも和紙素材は植物繊維から作られているため水に弱い
2.水弱い=ラベルがふやけたり破れたりする可能性が高くなる
3.和紙フィルムであれば水気にも強く破れにくい材質でおすすめ
4.今回のまとめ

そもそも和紙素材は植物繊維から作られているため水に弱い

そもそも和紙は、植物繊維から作られた紙素材です。これらの紙素材に対して糊を塗工することで、和紙のラベル・シールになります。よって紙素材という特性上、水には弱い傾向にあります。水に触れてしまうとラベル・シールが柔らかくなったり破れやすくなってしまうのです。

和紙原紙_3
和紙の原紙サンプル

水弱い=ラベルがふやけたり破れたりする可能性が高くなる

和紙素材を使ったラベル・シールは、水や湿気にさらされるとシールがふやけたり破れたりする可能性があります。特に屋外での使用や、水分量の多い環境で使用するのは避けた方がいいでしょう。
また、日本酒や焼酎として和紙でラベル・シールを使う際にも注意が必要です。水気がかからない保管状況でも、冷やしたり温度が低い場所で管理をする際には糊の強度を上げるのをおすすめしています。

和紙フィルムであれば水気にも強く破れにくい材質でおすすめ

それでも、和紙の風合いや独特な雰囲気からラベル・シールを制作し商品に貼りたいケースがあると思います。そんな時におすすめするのが和紙フィルムを使ったラベルシールです。
和紙フィルムの材質はフィルム素材をベースとしているため、一般的な和紙よりは強度が高く安心して使えます。また、和紙よりも水気が強いため、水分量の多い場所やお酒などの水がかかる環境のラベルにもおすすめです。

和紙_文中2

今回のまとめ

和紙素材は日本的な独特な風合いと質感からとても人気のあるラベル・シールの材質です。和紙の質感や見た目の種類も多く、商品やパッケージに合わせて選定することができるのも人気の理由です。しかしあくまでも紙素材であるため、水に弱いという点を十分考慮しなければいけません。
一方、和紙フィルムであれば水気も強く長く使えるラベル・シールを制作することができます。見た目は和紙であることから風合いもよく、日本酒や焼酎などのパッケージにも広く使われています。
ラベル・シールを使う用途や環境に合わせて使い分けることで、お客様へ商品の魅力を届けるだけでなく安心して長く使える和紙のラベルができるでしょう。

和紙フィルムを使ったラベルを制作する際に1つだけ注意して欲しいこと