愛知県名古屋市でラベル・シール・販促物の制作を行う山田美術印刷(株)「お知らせ」ページです。

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COLUMN お知らせ・コラム

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2023 09. 15

露光による違いはご存知ですか?製版での照射方法について

露光による違いはご存知ですか?製版での照射方法について

ラベル・シールを印刷する上で必要な資材のひとつに刷版(さっぱん)があります。
刷版とは版材を直接露光することによって硬化させてできる大きなハンコのような印刷用の版のことです。近年では製版時に、その刷版を硬化させるための照射方法が変わりつつあります。
今回は山田美術印刷が採用している照射方法と、今後主流となりつつある照射方法について説明します。

【目次】
1.「主露光」と「後露光」の2回を行いキレイなラベル・シールの製造を目指します
2.ラベル・シールにおける代表的な露光方法の“蛍光管ランプ”と“LEDランプ”
3.今回のまとめ

「主露光」と「後露光」の2回を行いキレイなラベル・シールの製造を目指します

山田美術印刷では主な印刷方法として凸版印刷を採用しています。凸版印刷で使用する刷版には樹脂製の版材を使用していますが、樹脂凸版を完成させる上で必要なUV(紫外線)照射により樹脂を硬化させる「露光」という工程があります。山田美術印刷では、「主露光」「後露光」と露光を2回行い、製版機を使った作業の最初と最後にあたる重要な工程となります。

製版の工程についてはこちらから
キレイで繊細なラベル・シールを目指し、製版作業からこだわっています

ラベル・シールにおける代表的な露光方法の“蛍光管ランプ”と“LEDランプ”

蛍光管ランプによる露光のメリット・デメリット

山田美術印刷では露光の際に蛍光管ランプを使用したUV(紫外線)照射を採用しています。蛍光管ランプによる露光には、従来からある技術となるためメンテナンスが容易であったりトータル的に低コストになること、また安定性に優れているなどのメリットがあります。
一方、蛍光管ランプによる露光には、露光時間による露光量の減少やランニングコストの上昇、蛍光管自体の販売縮小などがデメリットであげられます。

LEDランプによる露光のメリット・デメリット

一方で近年主流となりつつあるLEDランプによる露光は、露光時間短縮による生産性の向上やLEDユニットによる長寿命化および版の再現性の向上、また作業効率の向上や省電力化などのメリットであげられます。
一方でLEDランプによる露光には導入時の高コストや故障時のメンテナンスの難しさ、修理に時間を要してしまうなどの新しい技術ならではのデメリットが存在するのです。

今回のまとめ

どの手法で製版をするにしてもそれぞれに一長一短が存在します。山田美術印刷では製版だけではなくどの工程においてもメリットを最大限に活かし、ラベル・シールを高品質に保てるよう努めております。今回は山田美術印刷で採用している照射方法と今後主流となりつつある照射方法について説明させていただきました。