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2023 07. 29

透明ラベルを制作する前に絶対に抑えておきたい3つの注意点

透明ラベルを制作する前に絶対に抑えておきたい3つの注意点

透明ラベルは、商品やパッケージに洗練された印象を与える魅力的ラベル・シールのひとつです。しかし、その美しさと効果を最大限に引き出すためには、注意をして制作しなければいけません。透明なラベル・シールの原紙の特性を理解し、デザインや印刷、素材選定に慎重に取り組むことが重要です。
今回のコラムでは、透明ラベルを制作する際の注意点と美しさと効果を両立させる方法のご紹介になります。

【目次】
1.透明ラベルを制作する際には被着体の色にも注意
2.透明ラベルはインキの隠蔽性が強い凸版印刷がおすすめ
3.透明ラベルの文字は読める?フォントや大きさに注意
4.今回のまとめ

透明ラベルを制作する際には被着体の色にも注意

透明ラベルを制作するうえで、色の選定は重要なポイントです。ラベル・シールを被着体に貼り付けたときの透過性を考慮して、背景の色やパッケージのデザインと合う色を選定する必要があるからです。また、被着体の色によってはラベルの色が透けて変化して見える場合があります。その際には下地に白を印刷し、透過性を防ぐ方法があります。場合によっては下地の白を複数回印刷をすることで、被着体が透けることを更に抑えるケースもあります。

透明ラベルはインキの隠蔽性が強い凸版印刷がおすすめ

透明ラベルに使用する原紙は、デザインや目的に合わせて選ぶことが重要です。透明フィルムや透明シートなど、選択肢は多岐にわたりますが、耐久性や仕上がりの質感を考慮して最適な原紙を選定しましょう。
さらに、印刷方法もラベル・シールの仕上がりに影響を与える重要なポイントです。凸版印刷はインキの隠蔽性が高いので、被着体の色が透けにくい方式です。また、オフセット印刷やオンデマンド印刷の場合は隠蔽性が弱いとされているので、下地を複数回印刷するなど工夫が必要となります。
目的に合わせて適切な原紙と印刷方法を組み合わせることで、透明ラベルの魅力を最大限に引き出すことができるのです。

透明ラベルの文字は読める?フォントや大きさに注意

透明ラベルのデザインをする際には、美しさと可読性を両立させることが非常に重要です。背景とのバランスを考慮し、デザインの重要な要素を透明部分と重ねることで、視覚的な魅力を高めることができます。
しかし、可読性を損なわないように文字のフォントや大きさ・ロゴの配置にも工夫が必要です。透明な原紙だからこそ文字が読みにくい、ロゴが判別できないなど注意しなければなりません。また、QRコードやバーコードを印字する場合には、識別チェックを事前に実施し、ラベルとして適切に使用できるかのテストが必要です。

今回のまとめ

透明なラベル・シールを制作する際には、デザインの美しさとラベルとしての機能性を考える必要があります。色の選定と透過性の調整、素材と印刷方法の選定、そしてデザインと可読性のバランスを考慮することが重要です。
透明ラベルは商品やパッケージの魅力を引き出すための優れた手段であり、丁寧な制作によって美しい効果を創り出すことができます。しっかりと注意点を押さえながら、透明ラベルの可能性を最大限に活かして商品の魅力を引き出しましょう。