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2023 06. 08

必ず知っておきたい!商品ラベルにJANコードを印刷する際の5つの注意点

必ず知っておきたい!商品ラベルにJANコードを印刷する際の5つの注意点

商品を販売するにあたって欠かせないバーコード。日本で主に使用されている13桁や8桁のバーコードは「JANコード」と呼ばれています。
以前のコラムにて入稿の際の注意点を簡単に触れさせていただきましたが、今回はJANコードのある入稿データについての注意点をさらに深堀りしていきたいと思います。

【目次】
1.JANコードの構成やサイズの基準
2.JANコードはトランケーションをすることも可能です
3.JANコードの色はなるべく黒に、または赤を避けた特色100%に
4.ネーマーやパール紙などの特殊基材には白を印刷しましょう
5.JANコードの画像は避けましょう
6.今回のまとめ

JANコードの構成やサイズの基準

日本で使用されているJANコードには13桁の標準タイプと8桁の短縮タイプがあります。
この数字にはそれぞれ意味があり、「国コード」「メーカーコード」「アイテムコード」「チェックデジット」で構成されています。
チェックデジットとは、末尾の数字の事でスキャナーでの読み取り間違いを防止するための数字になります。

JANコードの基準サイズは横37.29mm×縦25.93mmとなり、この基準より0.8倍〜2倍まで拡大縮小することが出来ます。

JANコードはトランケーションをすることも可能です

様々な商品のJANコードを注意して見てみると、商品によってJANコードのバーの高さが違っていることがわかると思います。皆さんは先程の基準サイズよりもバーの高さが短い商品を多く見かけるのではないのでしょうか。
実は国内流通の商品に限りますが、バーの高さは規定のサイズ以上であれば自由に削ることができます。
この高さを削る行為を「トランケーション」と言い、限られたスペースにJANコードを記載する場合にトランケーションはよく用いられます。

JANコードの色はなるべく黒に、または赤を避けた特色100%に

JANコードの色設定はスキャナーで読み取れないリスクを回避するため、黒100%での印刷をおすすめしております。
しかし決められた色のみを使用した特色印刷や、デザイン上の都合などのやむを得ない事情で黒以外の色を使用しなければならない場合もあるかと思います。その際に注意していただきたいのはバーコードスキャナーはコードを赤外線で読み取るため、同化してしまう赤系統の色は必ず避けていただきたいという事です。
また網点も読み取りづらくなる原因となりますので、不透明度を下げたりせずに色の濃度は必ず100%にして色のかけ合わせも避けてください。(例えばグレーのJANコードを入れたい場合は、グレーを特色設定にして濃度を100%の状態にする)

ネーマーやパール紙などの特殊基材には白を印刷しましょう

ネーマーやパール紙などの特殊な基材を使用する場合は、直接JANコードを基剤に印刷してしまうとうまく読み取れないことがあります。このような場合には必ずJANコードの背景に白を印刷し、スキャナーで読み取りやすくする必要があります。

JANコードの画像は避けましょう

印刷用のデータにjpg形式やpng形式などの画像の状態でJANコードを入れてしまうと、色がかけ合わせになってしまったり網点が出来てしまうため、JANコードの画像を使用することは避けてIllustratorで編集可能なベクターデータとしてJANコードを入れてください。
ベクター形式のJANコードは拡大縮小に強いため粗くならず、また線がくっきりとして仕上がりもきれいになりスキャナーで読み取りやすくなります。

今回のまとめ

今回ご紹介したJANコードの注意点は、WEBへ誘導するためによく使用されるQRコードにも同じことが言えます。また山田美術印刷では、JANコードを作成する専用のツールを使用して、お客様が取得された番号のJANコードをお作りすることも可能です。
その他にもデータ作成についてのご質問がございましたら、お気軽に山田美術印刷までお問い合わせください。

前回のコラムはこちら
こんなデータは要注意!ラベル入稿データの注意点3選