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2021 09. 14

表も裏も印刷する両面ステッカーは、逆刷り印刷がおすすめです

表も裏も印刷する両面ステッカーは、逆刷り印刷がおすすめです

ショップのウィンドウに貼られているステッカーを見たことはありますか?
一般的には外から貼り外側から見える通常のラベル・シールがほとんどです。しかし、中から貼り外側からも見える両面ステッカーも制作が可能です。この両面ステッカーは、逆刷り印刷という特殊な方法で作成します。
今回は逆刷り印刷で作成する、ウィンドウの外側からも内側からも見える両面ステッカーについてご紹介します。

【目次】
1.両面ステッカーを作るには2種類の印刷方法があります
2.逆刷り印刷は通常印刷と逆になるポイントが3つあります
3.両面ステッカーはコスト面や使い勝手もよく一石二鳥のラベルです
4.今回のまとめ

両面ステッカーを作るには2種類の方法があります

1つ目は糊無しの原紙に印刷し、印刷面に糊引きをする方法です。この方法には糊引きという工程が入り時間とコストが掛かる為、あまりおすすめしていません。
2つ目は逆刷り印刷という方法で、一般的な透明の糊付き原紙(タック紙)を使用します。裏面である糊面からデザインが見えるようにする為には、糊が無い表面に通常の印刷の逆順でインキを乗せていきます。
山田美術印刷では2つ目の逆刷り印刷にて対応させて頂く事が多い為、今回は逆刷り印刷についてご紹介します。

逆刷り印刷は通常印刷と逆になるポイントが3つあります

逆刷り印刷は糊付き原紙(タック紙)の糊面に印刷を掛けていくと思われがちですが、そうではありません。糊面に印刷すると粘着が無くなり貼れなくなる上、技術的にも大変難しくなります。
逆刷り印刷では透明のタック紙の糊の無い表面に印刷を掛けていきます。その為あらゆる印刷工程で通常とは逆に行う作業があります。

  1. 使用する版は通常のタイプではなく反転させた版を使用する
  2. 通常の印刷と逆の順序でインキを乗せて印刷する
  3. 必要により、最後に白印刷または白い原紙を貼り合わせ透けないようにする

この工程により、ウィンドウの内側からも外側からも見える両面ステッカーが出来上がります。
両面ステッカーは凸版印刷だけでなく、オフセット印刷、シルク印刷なども対応可能な為、使用用途に合わせたステッカー・ラベルを作成致します。

両面ステッカーはコスト面や使い勝手もよく一石二鳥のラベルです

両面ステッカーは、1枚のステッカーで内側からも外側も見る事ができます。よって内側と外側2枚で貼るより、コストや貼る作業時間が大幅に短縮できます。
また、内側から貼る為、風雨や砂ほこりなどに当たらないので劣化しにくいところも利点です。再剥離タイプの糊を使用すれば、後で剥がす時も綺麗に剥がれます。

今回のまとめ

両面ステッカーの利用用途は様々です。
山田美術印刷のこれまでの実績では、電車やバスなどの窓に貼るステッカー、店舗のウィンドウ、車のガラス、面白いところでは、透明のボトル容器に貼りボトル内からも見えるステッカーのご依頼もありました。

両面ステッカーを活用することで、お店の宣伝や商品の付加価値アップも出来るかもしれません。みなさまのアイデアを形にしてみませんか。
是非お気軽にお問い合わせください。