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2021 09. 22

ラベル・シールの紙管の厚みは5mmと10mmの使い分けが重要です

ラベル・シールの紙管の厚みは5mmと10mmの使い分けが重要です

ラベル・シールの印刷の後加工のひとつに、スリッター作業があります。そのスリッター作業時に欠かせないのが、紙管です。
紙管とはラベル・シールを巻き取っていく、紙でできた芯のことです。スリッター機にて、ラベル・シール間の列に刃を通しながらバラバラに切った製品を巻き取るのに必要です。
今回のコラムは、あまり知られていない紙管の“厚み”について説明します。

【目次】
1.一般的なサイズのラベルは5mm大きいサイズのラベルは10mmがおすすめです
2.5mm紙管の場合に発生するリスク
3.出荷時のリスクも考慮してくれる印刷会社をおすすめします
4.今回のまとめ

一般的なサイズのラベルは5mm大きいサイズのラベルは10mmがおすすめです

ラベル・シールの紙管は、内径が76φで厚みが5mmが一般的に使われます。よって、ロール仕上げの際には、こちらのサイズで納品することがほとんどです。
しかし、すべてのラベル・シールを厚み5mmの紙管で納品することはしません。ラベル・シールの大きさや枚数によっては、厚み10mmの紙管を使用します。
例えば、150mm×150mm程の大きなラベルや、巻枚数が多く1巻の直径が300mm以上になる場合などは、厚み10mmをおすすめしています。ラベル・シールが大きくなれば紙管に加わる力も強くなるので、厚み10mmでないと耐えられない可能性があるからです。

5mm紙管の場合に発生するリスク

仮にサイズが大きいラベルを厚み5mmの紙管に巻き付けた場合はどうなるでしょうか。
ラベルのサイズも大きく1巻辺りの枚数も多い場合は、その巻き自体はずっしりと重たくなります。さらに、紙管にかかるテンションも強くなります。
よって、出荷途中で何らかの要因で衝撃を受けると、ラベル・シールの紙管が潰れてしまう恐れがでてきます。紙管が潰れてしまうと、ラベリング機械にその巻きをセットする時、機械の軸に紙管が入らなくなり、ラベリングの作業が困難になるのです。

出荷時のリスクも考慮してくれる印刷会社をおすすめします

出荷時のリスクも考慮してくれる印刷会社をおすすめします
上記のことが発生しないよう、紙管の厚さが10mmの紙管に巻くという事が、ラベル・シール製品の品質維持に繋がります。
きれいなラベル・シールを印刷しても、納品時に使えなければ意味がありません。運送会社による配送問題の最悪の状況を考え、厚み10mmの紙管で仕上げることをおすすめします。

今回のまとめ

紙管の“厚み”の選定は、ラベル・シールの品質に大きく関わってくる問題です。多種多様なラベル・シールの実績から、厚み10mmの紙管が好ましい場合は事前にアナウンスをさせて頂きます。お客様のリスクを極力減らし、安心してラベル・シールをご使用頂きたいからです。
山田美術印刷では、さまざまな工程を経て作られたラベル・シールを、お客様の所へ届くまで高品質維持を保てるにはどうしたら良いか、常日頃から考え、工夫しながらものづくりを行っております。