愛知県名古屋市でラベル・シール・ノベルティの制作なら山田美術印刷(株)の「お知らせ・お役立ちコラム」ページ

NEWS お知らせ・お役立ちコラム

2025.09.17

画面と印刷物の色が違う理由とは?印刷会社がわかりやすく解説

画面と印刷物の色が違う理由とは?印刷会社がわかりやすく解説

商品などの魅力を伝えるラベルやシール。その中で色使いはとても重要です。思い通りの色で魅力を伝えるためにも色の表現方法による違いを理解しておくことはとても大切です。写真や画像を印刷したときにPCのモニターやスマホの画面上とはなぜか異なる色になってしまったという経験はありませんか。印刷物を作成する際に想像していたものと違うものができてしまったということが起きないために、印刷物の色の表現方法と色の見え方が違う理由をご紹介していきます。

ラベル・シールなどの印刷物の色の表現方法は2種類あります

ラベル・シール等の印刷物の印刷方法には大きく分けてプロセスカラー印刷(CMYK)と特色印刷の2つがあります。それぞれには特徴や向き不向きがあり、用途に応じて適切な印刷方法を選択します。

写真やイラストなどが得意なプロセスカラー印刷(CMYK)

プロセスカラー印刷とは4色刷りとも言われている一般的な印刷方法です。C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4種類のインキを使用し、それぞれの版を重ね合わせて色を表現する方法です。この4色を細かいドット状にして印刷し重ね合わせることで様々な色を再現することができます。プロセスカラー印刷は、ドットの組み合わせで様々な色の表現ができるため写真やイラストなど繊細で色数が多いものの印刷が得意と言えます。

会社のコーポレートカラーや単色のデザインが得意な特色印刷

特色印刷とは特定の指定された色を使用する印刷方法です。プロセスカラーでは作ることが難しい色を表現したい時に用いられることが多いです。例えば、金色や銀色、蛍光色などが特色印刷に当てはまります。DICやPANTONEなどのカラーガイドから指定していただき、ご希望の色見本(カラーチップ)を元にインキを調合し、指定の色を作ります。特色印刷は、特定の色の再現性が高くプロセスカラーと違って色を重ね合わせないため、色が鮮やかで文字や線がくっきりとした印刷をすることが可能です。コーポレートカラーを使用した会社のロゴや単色のデザインなど、特定の色を強調したいときや印象付けたいときにはプロセスカラー印刷よりもインパクトを持たせることができるため、特色印刷がおすすめです。

モニターで見える色と刷り上がった印刷物はどうして合わないのか

そもそもなぜ、モニターの色と刷り上がった印刷物の色はあわないのでしょうか?それは、モニターで見る色と、実際の印刷物の色とでは、表現できる色域の広さが異なるからなのです。色のミスマッチを起こす原因となるRGBについて解説します。

テレビやパソコンのモニターは色味をRGBで表現している

テレビやパソコンのモニターは印刷物の色の表現(CMYK)とは異なり、「RGB」で色を表現しています。プロセスカラーのCMYKとは色数や再現できる領域が異なるため、両方を同じ色で再現することは困難です。
RGBとは、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の光の三原色を利用した色の再現方法で、各色を256段階の強さで表現できます。RGBは、あくまでも光を掛け合わせて再現する方法です。一方、ラベル・シールの印刷で用いられるプロセスカラー(CMYK)は、カラーモニター(RGB)と比べると、再現できる色の範囲が狭いです。よって、モニターなどの画面上での色のイメージと、刷り上がったラベル・シールでは色のブレが発生するのです。

デザインデータを変換すれば同じ色のラベル・シールを印刷できる?

RGBで入稿されたデータをCMYKに変換することは可能です。CMYKに変換を行えば印刷することもできますがRGBと同じ色のラベル・シールをCMYKで印刷することは不可能です。テレビやパソコンのモニターで見る色(RGB)と、印刷のインキ(CMYK)では表現できる色域が異なるため、変換時に必ず色味がくすんでしまいます。

画面の色をラベル・シールで再現する方法とその限界

ラベル・シールの仕上がりのミスマッチを防ぐための入稿ソフト選びや、データの性質による色再現の限界を詳しく解説します。さらに、色の再現性を高める「特色印刷」や「基材選定」などの具体的な解決策もご紹介します。

印刷のブレを防ぐ!入稿データ作成ソフト選びのポイント

デザインデータを入稿していただく際はRGBではなくCMYKのデータにしていただく必要がございます。しかし、Microsoft WordやPowerPoint、Canvaの無料版といったソフトは、画面表示向けのRGBカラーモードでしかデータを作成できません。

山田美術印刷では印刷トラブルを未然に防ぎ、イメージ通りの美しい仕上がりを実現するためには、印刷に適したCMYKカラーモードを設定できるAdobe Illustratorでのデータ作成をおすすめしています。

データの作成方法や入稿方法を知りたい方は下記より確認できます
ラベル・シールにおけるデータ入稿の際に知っておきたい3つのポイント

RGBにおいての「印刷への再現方法」と「CMYKの限界」

RGBデータから印刷物へ色を再現する際は、構造や彩度によって色の再現性には限界が存在します。
ロゴなどの単純なデータであれば、元のデータがRGBであっても、量産前と同環境で色味を確認・調整する「本機校正」を行ったり、専用のインキを調合して指定する「特色印刷」を採用したりすることで、CMYKの印刷工程でも意図した通りに再現可能です。
しかし、希望の色味がRGB特有の蛍光色のような鮮やかさを持つ高彩度(ビビットカラー)の場合は、CMYKインキが表現できる色域の限界を超えてしまうため、CMYKへ変換するだけでは対応できず、くすんだ仕上がりになってしまいます。
さらに、数多くの色彩が複雑に交わるイラストや写真などの細かなデータも同様に、印刷用データへの色変換が難しく再現性は低くなります。単純なデータとは異なり、特色印刷へ置き換えるような個別のコントロールができないため、一括変換による色沈みやイメージのブレが現れます。

CMYKの限界を超える!蛍光色を再現する「基材選定」

CMYKへの変換ではどうしても再現できない高彩度な蛍光色を使いたい場合、インキだけに頼るのではなく、シール自体の「基材(素材)」から見直す方法も有効です。 あらかじめ鮮やかに発色している蛍光紙や蛍光フィルムを基材として選定することで、通常のインキの表現限界を超えた、色ムラのない強烈なインパクトを持つシールを実現できます。さらに、デザインに合わせて白インキ(白引き)を部分的に組み合わせることで、蛍光色を活かす場所と抑える場所をコントロールし、メリハリのある表現も可能になります。

暗闇で光を当てると反射する蛍光ステッカー

蛍光の基材を使用し作成したラベル・シールは下記制作事例より確認いただけます
光を当てると反射するネオンカラーのカッティングステッカー
アイドルの推し活にもぴったり!ブラックライトに反応する蛍光ステッカー

今回のまとめ

今回は、ラベルやシールの印刷物とモニターにおける色表現の違い、そして希望の色味に近づけるためのアプローチ方法をご紹介しました。

山田美術印刷ではRGBデータのまま印刷する「RGB印刷」は行っていないため、ご入稿データはCMYKへの変換が必要となります。しかし、色再現に限界があるデータであっても、社内デザイングループによるデータ調整や、本機校正、特色印刷、基材の選定といった最適な手法を組み合わせることで、理想の仕上がりに近づけることが可能です。ぜひお気軽に山田美術印刷までご相談ください。

TOP