SINCE
-1959-
YAMADA
Fine Arts Printing
Co., Ltd.
EXAMPLE 制作事例
「KYOTO EBISU GIN」メインラベル&首巻ラベル
金箔と墨箔で高級感を演出！和紙クレープで和の雰囲気も表現したクラフトジン
CLIENT
CATEGORY
京都に拠点を構えるSiCX京都蒸留所様より、オリジナルジンである「KYOTO EBISU GIN」のメインラベルと首巻ラベルの制作のご依頼をいただきました。
クラフトジンや日本酒、ワインなどのお酒の世界では味や香りと同じくらいラベル・シールの印象が重要です。特にメインラベルは高級感や特別感、商品に対するストーリーがお客様にひと目で伝わります。SiCX京都蒸留所様が丹精を込めて製造したクラフトジンの魅力をお客様に伝えられるラベル・シールを目指し、原紙の選定から加工までこだわって制作をしました。
メインラベルのサイズは58×79㎜、首巻ラベルは18×106㎜で設計。どちらのラベルも耐水和紙クレープを採用しました。耐水和紙クレープは、名前の通り耐水性があり破れにくいのが特徴です。お酒や飲料のボトルラベルには最適です。また、表面にクレープ状の凹凸があり、和紙ならではの風合いと手触りを感じられます。和の趣とモダンな雰囲気をあわせ持つため、日本製クラフトジンの世界観にもぴったりとマッチしました。
さらに金箔と墨箔の箔押し加工を採用。墨箔は光沢感を抑えた重厚感と立体感が特徴で、首巻ラベルのサイン部分はまるで手書きしたかのような質感に。また、メインラベル中央の恵比寿さんのデザインは非常に繊細で当初はさらに細かい線がでした。山田美術印刷で金箔押し加工ができるデザインに微調整を実施し、元の繊細なテイストを損なわずに箔押しができるクオリティに仕上げました。金箔の輝きとデザインの精密さを両立を目指しました。
この繊細な金箔の仕上がりは、熟練のオペレーターによる丁寧な箔押し技術の賜物でもあります。1点1点丁寧に箔押し加工をすることで、ラベルは単なる表示だけでなく、「お客様が手に取って価値を感じるお酒」となるでしょう。ボトルを見た瞬間に、「丹精をこめられた特別なクラフトジンだ」と感じるラベルに仕上がったと思います。
ラベル・シールの制作においてもちろんコストを抑えることも重要です。しかし、商品の中身にこだわるのであれば、外観のデザインや質感にも同じ熱量を注ぐべきです。特にラベルの箔押し加工は、見た目の華やかさだけでなく、触れたときの質感や立体感でも差別化を図れるため、商品イメージの向上やブランド価値のアップに直結します。
SiCX京都蒸留所様は、日本初のカーボンネガティブを目指すクラフトジン蒸溜所です。16世紀に薬酒として生まれたジンの原点に立ち返り、“無添加・オーガニック・砂糖不使用・グルテンフリー”の身体に優しいジンづくりを追求。最新鋭のオランダ製蒸溜機を導入し、持続可能な酒造りに挑戦しています。
併設の飲食店では、蒸溜したてのジンを京の家庭料理と合わせて楽しめ、江戸時代から続く「角打ち」スタイルを現代に体験できます。また、20本からオリジナルジンの制作も可能。お店やイベント、記念品などに“世界にひとつだけのジン”をつくってみてはいかがでしょうか。
お酒のラベル・シールの制作では、素材選び、加工方法、デザイン調整などがブランドのイメージを作ります。もしお客様のクラフトジン、クラフトビール、日本酒、ワインが「もっと高級感を出したい」「手に取ってもらえるデザインにしたい」と感じているなら、箔押しラベルを採用してみてはいかがでしょうか。
仕様
・商品名：「KYOTO EBISU GIN」メインラベル&首巻ラベル
・素材：耐水和紙クレープ 溶剤強粘
・サイズ：メインラベル（H58.0mm×W79.0mm），首巻ラベル（H18.0mm×W106.0mm）
・色数：メインラベル（赤＋金箔＋墨箔），首巻ラベル（緑＋金箔＋墨箔）
・仕上：シート仕上げ