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2021 07. 19

ラベル・シール印刷の定番素材、上質紙・アート紙・キャスト紙の違い

ラベル・シール印刷の定番素材、上質紙・アート紙・キャスト紙の違い

ラベル・シールの紙素材で一般的なのが、上質紙・アート紙・キャスト紙です。これらは、非常に汎用性が高くコストも安価なので、多くのラベル・シールの素材として使用されています。
ところでみなさんは、上質紙・アート紙・キャスト紙の違いについてご存知でしょうか。お客様からもこの質問は非常に多く頂きます。特に、アート紙とキャスト紙は見た目も似ています。紙にはそれぞれの特性があることから、ラベル・シールの使用用途に合わせて選定することが必要です。
今回のコラムは、上質紙・アート紙・キャスト紙の違いについて説明させて頂きます。

【目次】
1.上質紙は自然な風合いのラベル・シールの印刷に向いている素材です
2.アート紙は光沢を持たせたいラベル・シールに向いています
3.キャスト紙はさらに光沢やツヤがあり白さが際立った素材です
4.今回のまとめ

上質紙は自然な風合いのラベル・シールの印刷に向いている素材です

上質紙は最も一般的に使用されている紙素材です。光沢がなく自然な風合いに仕上がります。また、印刷後に筆記や捺印などの適性があるため、ラベル・シールの納品後にお客様やユーザー様に追記がしやすいのも特徴です。
上質紙は紙素材そのものであるため、印刷時には印刷が若干沈んだ色になる傾向があります。この特性を活かし、バーコードがついた商品ラベルに使用されるケースが多いです。
また、箔押し加工やエンボス加工との相性もよく、紙素材+特殊加工で印刷することで差別化したラベル・シールが作れるのもポイントです。

アート紙は光沢を持たせたいラベル・シールに向いています

アート紙は上質紙の表面に顔料をコーティングした紙です。コーティングがしてある為、上質紙より光沢があり、印刷をした時も発色がよく仕上がります。また、カラー印刷を行う場合も再現性が高くなるのでおすすめです。
汎用性も高く、食品や工業製品のラベルなど多岐にわたって使用されています。光沢がある紙素材になるので、ノベルティで使用するステッカーにも向いています。
コーティングをしている分、平滑性がありますのでラミネートとの相性が高いです。ラミネート加工を施す事で、撥水性を上げることができます。しかし、元々が紙素材なので耐水性はないので、注意が必要です。

キャスト紙はさらに光沢やツヤがあり白さが際立った素材です

キャスト紙も上質紙の表面に顔料をコーティングした紙です。アート紙よりも光沢がありツヤ感も高い紙素材になります。よって、ラベル・シールで商品を目立たせ高級感をもたせたい場合に有効です。
また、キャスト紙は素材自体の白さが際立つので、印刷もより一層鮮やかな仕上がりになります。この特徴を活かし、写真素材が入るラベル・シールにも向いています。発色が良いことでデザインの再現性も高い為、扱いやすい原紙としておすすめです。
キャスト紙も平滑性があり、ラミネート加工に向いています。ラミネート加工で撥水性を上げることができますが、元々が紙素材なので耐水性がありませんので注意が必要です。

今回のまとめ

ラベル・シールの紙素材の代表として、上質紙・アート紙・キャスト紙があげられます。この3種類の大きな違いは、光沢感とツヤ感です。ラベル・シールの貼る対象の商品のイメージや店頭でのバランスに合わせて選定して頂くことをおすすめします。
また、上質紙・アート紙・キャスト紙は汎用性の高い紙ですので、糊の種類も豊富にラインナップしています。強粘や普通糊、再剥離など用途に合わせてお選び頂くことが可能です。
山田美術印刷では、上質紙・アート紙・キャスト紙をはじめとし様々な種類の原紙を在庫しております。サンプルのご送付も可能ですので、是非一度ご相談ください。