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2023 11. 24

印刷会社がラベル・シールの表面保護にニス引き加工をおすすめする理由

印刷会社がラベル・シールの表面保護にニス引き加工をおすすめする理由

ラベル・シールの表面のデザインが剥がれたり汚れたりしたことはないでしょうか。
納品や陳列の際に商品同士がぶつかった場合、衝撃で表面のインキが剥がれる恐れがあります。また、長期間触るラベルが黒く汚れてしまうこともあると思います。
それらを防ぐ為には表面保護の役割として、簡易で安価に仕上げられるニス引き加工がよく用いられます。また加工することで表面の風合いが変わり、ラベル・シールのデザインをより引き立たせる効果もあります。今回のコラムはニス引き加工について紹介します。

【目次】
1.ニス引き加工とはラベル・シールにコーティングを施す方法です
2.光沢を与えるグロスニス、落ち着いた印象のマットニスの2種類
3.ニス引き加工はラミネートよりも強度は劣るが安価なラベルが制作できる
4.今回のまとめ

ニス引き加工とはラベル・シールにコーティングを施す方法です

ニス引き加工とは通常の印刷をした後、最後の仕上げとして透明のインクでコーテイングする加工です。表面にニスの層を作ることにより、ラベル・シールの傷や汚れを保護する役割があります。また、表面を保護することにより水気に強くなることも特徴です。
見た目ではニス加工をすることで、ラベル・シールの光沢を出して存在感を際立たせたり、マット調に落ち着かせたりといった風合いをつけてデザインをより引き立たせる効果もあります。

光沢を与えるグロスニス、落ち着いた印象のマットニスの2種類

ラベル・シールにおけるニス引き加工には、グロスニス・マットニスの2種類があります。
グロスニスは印刷表面に光沢を与え印刷効果を高めます。またインキ皮膜を保護し耐摩性を高め色落ちしにくくします。
対してマットニスは、対照的で印刷表面の光沢を抑え落ち着いた雰囲気を出したい時に使用します。グロスニスと比較すると耐摩性が少し劣ります。

グロスニスとマットニスの耐摩性

ニス引き加工はラミネートよりも強度は劣るが安価なラベルが制作できる

ラベル・シールの表面に光沢を与える加工方法の1つに「ラミネート加工」もあげられます。ラミネート加工も光沢感があり、ラベル・シールの表面保護の役割があります。ただし、コストを抑えて安価なラベル・シールを目指す場合はニス引き加工がおすすめです。
またニス引き加工の場合は、部分的にニスを印刷することもできるので自由度の高い仕上げが可能です。例えば、写真やロゴの部分だけにニスを引いてその部分だけに光沢感や立体感を出すこともできます。
表面保護の強度面を比較するとニス引き加工はラミネート加工よりも劣るためご注意ください。

今回のまとめ

ニス引き加工は、表面保護や印刷表面に光沢を与え安価に仕上げられる加工方法なのでおすすめです。デザイン面としてもラベル・シールの表面にメリハリを持たせることができるので、グロスニスとマットニスを両方使う手法も面白いでしょう。
ラベル・シールが貼られる環境によっては、表面の汚れや傷が目立ってしまう場合があります。食品や日用品などはラベル・シールが商品の顔となり売れ行きに大きく左右する為、キレイな状態を保てるラベル・シールを制作することをおすすめします。