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2023 08. 03

イライラを解消!キレイに剥がせるラベル・シールの作り方

イライラを解消!キレイに剥がせるラベル・シールの作り方

ラベル・シールの剥がしやすさは、商品の使いやすさにも大きな影響を与えます。剥がしにくいラベル・シールはお客様のイライラを招き、商品の価値を損なったり購買のリピート性にも影響します。また、キレイにラベルが剥がれることで商品のパッケージを注目させたり、商品を再利用できたりといったメリットも増えます。
剥がしやすいラベル・シールを制作するには、原紙や糊の種類の選定、デザインなど、いくつかの工夫が必要です。今回のコラムでは、剥がしやすいラベル・シールを制作するうえでのポイントをご説明します。

【目次】
1.フィルム素材を選ぶことで破れる心配がなくイライラを解消
2.剥がしやすいのはもちろん、糊残りが少ない再剥離が無難
3.お客様がラベルを剥がしやすい糊抑え加工もおすすめ
4.今回のまとめ

フィルム素材を選ぶことで破れる心配がなくイライラを解消

剥がしやすいラベル・シールを制作するためには、原紙の選定が重要です。
剥がしやすい原紙としては、紙素材よりもフィルム素材がおすすめです。フィルム素材であれば破れる心配がなく、キレイに剥がすことができます。紙素材でも糊を弱くすることでキレイに剥がすことは出来ますが、紙自体の強度が弱い為破れる可能性もあります。また、再剥離糊にすることでラベル・シールを再利用できる利点もあります。
昨今ではフィルム素材でも環境に配慮したラインナップも増えてきています。お客様の使いやすさを重視すると共に、サステナビリティに沿った商品展開も目指せるでしょう。

剥がしやすいのはもちろん、糊残りが少ない再剥離が無難

糊の選定も剥がしやすいラベル・シールを制作する上で重要なポイントです。
ラベル・シールで使用される糊の種類は非常に豊富で、弱いものから強いものまで様々です。その中でも再剥離タイプは糊残りがなくラベル・シールをキレイに剥がすことができます。糊が弱い弱粘着を選ぶケースもありますが、糊残りが起きる可能性があるので注意しましょう。
また、商品によってはキレイに剥がせることよりも、自然に剝がれにくいことを目指したラベル・シールもあるでしょう。被着体の種類や商品の保管環境に合わせた糊の選定をすることが必要です。

お客様がラベルを剥がしやすい糊抑え加工もおすすめ

剝がしやすいラベル・シールを制作するには、デザインや形状の工夫も不可欠です。
円形や四角など簡易的なラベルは剥がしやすい一方、鋭角な形状や複雑な形状は剥がしにくい可能性があります。シンプルな形状にすることで、お客様も剥がしやすくストレスなく商品を使えるでしょう。
また、剥がしやすいことを示すアイコンやテキストを加えるのも効果的です。お酒のボトルなど大きなラベルでは、お客様がラベルを簡単に剥がしやすくするために、糊抑えをするケースもあります。剥がし口の位置や形状を検討し、使いやすさを考慮したデザインにすることで、剥がしやすいラベルを制作できます。

今回のまとめ

剥がしやすいラベル・シールの制作は、素材の選定、剥離性に優れた接着剤の活用、デザインの工夫と剥がし口の設計がポイントです。
昨今では各メーカーが商品の見た目を重視することで、容器の形状や色、大きさなど工夫を凝らした展開をしています。容器が複雑になると当然ラベル・シールも複雑になる傾向にあります。もちろんラベル・シールを貼ったまま使用するケースもありますが、お客様が剥がして使用することを狙いとするならば、剥がしやすいラベル・シールの設計をしていきましょう。