愛知県名古屋市でラベル・シール・販促物の制作を行う山田美術印刷(株)「お知らせ」ページです。

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COLUMN お知らせ・コラム

コラム
2021 10. 07

高品質なラベル・シールを目指して、ラベル検査機を導入しています

高品質なラベル・シールを目指して、ラベル検査機を導入しています

みなさんは、ラベル検査機がどのようにラベル・シールの検査を行って、良品、不良品を判別していると思いますか?
山田美術印刷ではラベル検査機を2台保有しています。様々な種類のラベルの検査を行っており、食料品、飲料品、日用品のラベルと多岐にわたります。
今回のコラムは、そんなラベル検査機の判別の仕組みについてです。また、ラベル検査の様々な検査方法に関してもお話します。

【目次】
1.検査機ではラベルを1枚1枚カメラで検査していきます
2.ラベル検査機で使われる、代表的な検査方法3選
・学習検査方法
・固定式検査方法
・半固定式検査方法
3.今回のまとめ

検査機ではラベルを1枚1枚カメラで検査していきます

ラベル検査機には、ラインセンサーカメラという特殊な高性能CCDカメラが搭載されています。このカメラを使い、ラベル・シールの良品判断を行っていきます。
まず、カメラで撮影した良品ラベルをマスター(検査の基準ラベル)として登録します。このマスターと印刷したラベルを比較検査することで、ラベル・シールが良品、不良品かの判断をしていくのです。
例えばマスターと比較検査を行い、文字にカケや汚れ、ゴミが付着、ハヌケ(シールが無い)等がある場合は、不良品として検出されます。些細な汚れでもカメラが反応し、ラベル検査機は不良品と判断します。不良品と判断したラベル・シールはオペレーターが貼り替え作業を行い、良品としてお客様に出荷をしているのです。

ラベル検査機で使われる、代表的な検査方法3選

ラベル検査機の様々な検査方法として学習検査方法、固定式検査方法、半固定式検査方法の3種類があります。

学習検査方法

1周期(送りピッチ)事にマスターが更新され、その都度新しいマスターと検査対象のラベル・シールの比較検査を行う方法です。

固定式検査方法

マスターの基準を固定し、検査対象のラベル・シール全てに比較検査を行う方法です。
検査開始前に検査の基準となるラベルにマスター設定の検査を行い、良品画像として設定します。マスターが不良品だと検査の意味がないですから必ずこれを行います。

半固定式検査方法

学習検査方法と固定式検査方法の中間にあたる検査方法です。
設定した周期毎で、マスターが自動更新されます。例えば設定周期を100枚に設定した場合、100枚毎にマスターが新しく更新され、ラベル・シールの比較検査を行います。
しかしこの方法では、マスターが自動更新されることにより目視確認ができないため、山田美術印刷ではこの方法は用いていません。

山田美術印刷では学習検査方法と固定式検査方法の2種類の検査方法でラベル・シールに応じて検査を行っております。

今回のまとめ

私たち山田美術印刷は、お客様のご要望をお伺いし、最適な検査方法で品質の良いラベル・シールをご提供致します。
近年では、食品工場だけでなく日用品や化粧品や工業製品まで高い品質を求められています。ラベル検査機を通すことで、少しでもお客様の負担や不安を解消し、安心してラベル・シールをご使用頂ければと考えています。
今回コラムで検査機の仕組み、検査方法をご紹介致しました。山田美術印刷では工場見学も実施していますので、お越しになられた際には実際に検査を行っている所を是非ご覧頂きたいと思っております。
最後までご覧頂き有難うございました。