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YAMADA
Fine Arts Printing
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COLUMN お知らせ・コラム
これだけは知っておきたい!目的別に選ぶラベル印刷の4つの方法とメリット
私たちの生活の中で、ラベル・シールは身近な存在です。商品ラベル、販促ステッカー、キャラクターグッズ、成分表示などさまざまな場面で使われています。
それらラベル・シールを制作する印刷方法が複数あるのはご存知でしょうか。使用用途や原紙の種類、印刷枚数や予算から適切な方法を選ばないと、余計なコストやリスクが発生することにも繋がります。
今回はラベル・シール印刷で使われる代表的な4つの印刷方法と、それぞれのメリット、どんな場面に向いているのかを紹介します。
【目次】
1.凸版印刷はハッキリとしたイラストや文字の表現が得意
2.オフセット印刷は写真やグラデーションを美しく表現
3.シルクスクリーン印刷はインクを厚く盛ることで屋外に強いラベルに最適
4.オンデマンド印刷は初期費用を抑えたコスト重視の場合におすすめ
5.今回のまとめ
凸版印刷はハッキリとしたイラストや文字の表現が得意
凸版印刷とは版の凸部分にインクをのせ、シールの素材の紙やフィルムに圧力をかけて印刷する方法です。印鑑を押すような原理で紙に圧力をかけて印刷するので、イラストや文字などのハッキリとしたデザインに最適です。さらに、大ロットのラベル・シールを制作する場合でも、比較的安価で制作ができるのもポイント。古くからある印刷方式でありますが、特色インキでの制作やイレギュラーで特殊なラベル・シールも対応できる柔軟な印刷機です。

オフセット印刷は写真やグラデーションを美しく表現
オフセット印刷は、版に描かれた絵柄をゴムローラーに転写してから印刷する方法です。ゴムローラーに転写することで版がつぶれないため、細かいデザインや文字、写真やグラデーション表現を得意としており、複雑なデザインのラベル・シールに向いています。
山田美術印刷では、オフセット印刷機のなかでもインキが滲みにくい水なしオフセットを保有しています。“インキが滲みにくい=鮮明で美しい仕上がりのラベル”になるため、お客様からも好評です。印刷の際には廃液が生じず、環境に優しいという点からも多くの企業に注目されています。


シルクスクリーン印刷はインクを厚く盛ることで屋外に強いラベルに最適
シルクスクリーン印刷はメッシュ状の版を使いインクを押し出し、素材に転写する印刷方法です。インクを厚く盛れるため耐久性が高く、長期間使用するラベルに向いています。自動車に貼るステッカーや屋外看板など、直射日光が当たり色落ちがしやすい環境のラベル・シールに最適です。
さらに、屋外ではサンカットラミネート加工でさらに耐久性をアップさせることもできます。適切な印刷方法と素材を組み合わせることで、目的や用途にあったラベル・シールを目指しましょう。

オンデマンド印刷は初期費用を抑えたコスト重視の場合におすすめ
オンデマンド印刷は、デジタルデータから直接プリンターで印刷する方法です。版や刃型を作る必要がないため、コストを抑えたラベル・シールが制作できます。初期費用が発生しないことで、試作ラベルや短期間のキャンペーンなどのラベル・シールに向いています。
注意点としては、カラー4色のデザイン表現のみの印刷になることです。特色のデザインを想定しているラベル・シールには対応できませんのでご注意ください。

今回のまとめ
ラベル・シールの印刷方法は一つだけではありません。凸版印刷ならイラストや文字、オフセット印刷なら写真やグラデーション、シルク印刷なら耐久性、オンデマンド印刷なら低コストと、用途によって最適な方法を選ぶことが重要です。
また初めてラベル・シールの印刷を依頼する場合には、機械の特性を理解し、用途にあった方法を提案してくれる印刷会社を選んでください。昨今では印刷機を自社で保有してない印刷会社も少なくありません。安心してクオリティの高いラベル・シールを制作するためにも、自社で印刷機を持ち制作している会社を選ぶことをおすすめします。

