愛知県名古屋市でラベル・シール・販促物の制作を行う山田美術印刷(株)「お知らせ」ページです。

052-913-7011 受付時間:平日8:30〜17:15

MENU

SINCE

-1959-

YAMADA
Fine Arts Printing
Co., Ltd.

COLUMN お知らせ・コラム

コラム
2025 11. 05

箔押しラベルを初めて制作する際に知っておきたい3つの注意点

箔押しラベルを初めて制作する際に知っておきたい3つの注意点

商品棚に並ぶ数多くのパッケージにはさまざまなラベル・シールが貼られています。その中でも、「高級感」「信頼感」「特別感」を印象づける手段のひとつが箔押しラベル。輝きや質感で視覚的に訴えかける箔押しラベルは、商品やブランド力をワンランクアップさせてくれます。
最近ではお酒やスイーツ、化粧品などさまざまな業種の商品で箔押しラベルが採用されています。箔押しラベルは上品で華やかな印象を与えることができるので、ブランドの高級感や特別感を演出するのにおすすめです。
今回は、箔押しラベルの特徴や活用方法、注意点について解説します。

【目次】
1.ラベル・シール印刷における箔押しの魅力と効果
・箔押し加工に使われる素材と種類
・ラベル・シールにおける箔押しの魅力
・箔押しラベルに別の加工方法を組み合わせて特別感のあるラベル・シールを制作
2.効果的な箔押しを実現させるために知っておきたい3つの注意点
・箔押し加工で細かい文字や線を表現はつぶれて見えない可能性がある
・フィルム素材には相性が悪く、金箔が剥がれてしまう可能性がある
・最終的に箔押し加工をされた仕上がりを意識してデザインをする必要がある
3.今回のまとめ

ラベル・シール印刷における箔押しの魅力と効果

箔押しラベルとは、金箔のように金属を薄く伸ばしたものを熱と圧力によってラベルに押し付ける手法です。出来上がった形状は0.1〜0.5mm程度凹んでおり摩擦に強く耐久性に優れていることが特徴で、ラベル・シールに通常の印刷では表現できない特別な輝きと深みを与えることができます。他商品との差別化を図ることができるラベル・シールの加工方法としてもおすすめです。

箔押し加工に使われる素材と種類

一般的に金・銀が主流ですが、赤箔・黒箔・ホログラム・マット調の箔もあります。カラーの箔を使うことでデザインのアクセントとして利用されるパターンもございます。与えたい印象によってさまざな箔の種類からご提案をさせていただいております。

箔の種類 箔の特徴 向いている商品
艶あり 金/銀/黒/赤 強い光沢感 ブランドや高級酒
艶消し 金/銀/黒/赤 落ち着いた上質感 化粧品、オーガニック製品
ホログラム箔 視覚的インパクト、偽造防止 ノベルティや限定パッケージ

ラベル・シールにおける箔押しの魅力

箔押しの魅力はキラキラとした金属感を表現できることでしょう。ブランドのロゴやテキストに箔押しを施すことでプレミアム感を強調でき記憶に残るデザインを演出できます。またお酒や高級チョコやお菓子などに使用すればデザインに奥行きと立体感を与え魅力を格段に向上させてくれます。

箔押しラベルに別の加工方法を組み合わせて特別感のあるラベル・シールを制作

箔押しラベルにエンボス加工を組み合わせることもおすすめです。箔押しをした部分にエンボス加工でさらに凹凸感をつけることにより、ラベル・シールに立体感が生まれます。視覚と触覚で高級感やプレミアム感を演出することができるので、贈答品や化粧品に向いています。

また、ラベル・シールの印刷面にも工夫が必要です。フルカラー印刷と箔押しを組み合わせることで発色も鮮やかになりデザイン自体の幅も広がっていきます。

効果的な箔押しを実現させるために知っておきたい3つの注意点

ラベル・シールに箔押し加工をする際には、注意点がいくつかあります。

箔押し加工で細かい文字や線を表現はつぶれて見えない可能性がある

箔押しラベルは、熱と圧力によって箔を転写します。よって、デザインに極端な細い線や小さな文字を箔押しした場合、細部がつぶれて再現できない可能性があるのです。よって、箔押しラベルを美しく印刷するには、線や文字をある程度太めに設計することがポイントです。実際の仕上がりイメージを確認しながら、デザインデータ段階で調整をするといいでしょう。

フィルム素材には相性が悪く、金箔が剥がれてしまう可能性がある

箔押しラベルは、紙素材とは非常に相性がいい加工方法ですが、フィルム素材には注意が必要です。フィルム素材の表面はなめらかですので、箔がしっかりと密着せず剥がれてしまう可能性があります。
この場合は、ラベル・シールの表面にラミネート加工をおすすめします。ラミネート加工をすることにより箔の剥がれを防ぎ、長期間ラベル・シールを美しさを保つことができます。

最終的に箔押し加工をされた仕上がりを意識してデザインをする必要がある

箔押しラベルは印刷と異なり、「箔に対しての光の反射や角度」によって見え方が変化します。そのため、デザイン段階から最終的な仕上がりイメージをして設計することが重要です。
例えば、文字の部分を箔押しにする場合はその背景の色やデザインにしっかりとコントラストをつけてください。コントラストを付けることで、箔押し部分の視認性が際立ち、文字が読みやすくなります。

今回のまとめ

ラベル・シールは小さな存在ながら、商品の価値やブランドイメージを左右する重要な要素の一つ。「箔」という金属を組み合わせることで表現した箔押しを効果的に利用することで、ブランドの認知度を高め販売促進につなげることができるでしょう。

関連コラムはこちら
プレミアム感を出したいラベルには箔押し加工がおすすめです