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2025 10. 10

美しいラベル・シールへ!耐久性を高める素材・加工の3つのポイント

美しいラベル・シールへ!耐久性を高める素材・加工の3つのポイント

売上に直結する初頭効果(プライマシー効果)があるラベル・シール。店頭に並んでいる商品よりも先にラベル・シールがお客様の眼に入るといっても過言ではありません。昨今の店頭では、ラベル・シールが商品のイメージのほとんどを決めると言ってもいいでしょう。
しかし、せっかく作ったラベル・シールも美しさを保てなければ、不衛生な印象を与えたり低品質だと思われかねません。いくらデザインが良かったり、こだわった原紙を使っていても逆効果になってしまいます。
今回のコラムでは、ラベル・シールの耐久性を高めるための素材選びと加工方法についてご紹介します。

【目次】
ラベル・シールの耐久性は「素材選び」が最大のカギ
ラミネート加工によりラベル・シールの耐久性がアップ
使用環境に合わせたラベル・シールの仕様が「商品の価値」を守る
今回のまとめ

ラベル・シールの耐久性は「素材選び」が最大のカギ

ラベル・シールを長く美しく使うためには、まず素材選びが最重要ポイントです。

紙素材はコストが抑えられるメリットがある反面、水分や摩擦に弱く、耐久性が求められる用途には不向きです。そのため、冷蔵・冷凍商品や飲料ボトル、化粧品ボトルなどには向いていません。

一方、フィルム素材は湿気・摩擦・水分に強く破れにくい性質を持ちます。よって、飲料や化粧品のボトルラベルや屋外広告やステッカーなど、過酷な環境下でもラベル・シールの美しさを保つ必要があるシーンではおすすめです。

商品価値を高めたい場合は、まず耐久性に優れた素材から検討することが大切です。

ラミネート加工によりラベル・シールの耐久性がアップ

素材を選んだ後に重要になるのが「加工」です。特に代表的なのはラミネート加工です。ラベル・シールにラミネート加工をすることで、印刷面を保護し水分や傷、よごれからしっかりと守ることができます。

グロスラミネートはツヤツヤとした光沢感のあるラミネート

ラベル・シールに光沢感がでて、華やかな印象になります。飲料品や日用品などのラベルや工業製品などの保護したいラベルにおすすめです。

マットラミネートは落ち着いたマット感のあるラミネート

落ち着いた質感で反射を抑えた上品な仕上がりのラベル・シールになります。化粧品や高級感のあるパッケージラベルにおすすめです。

さらに屋外用のラベル・シールや長期間の使用を想定する場合には、UVカットラミネートや耐光性インキでの制作が効果的です。ラベル・シールを屋外で使う場合でも、紫外線による退色や劣化を防ぎ、長期間にわたり美しい状態で使用できます。

使用環境に合わせたラベル・シールの仕様が「商品の価値」を守る

どんなに美しいデザインのシールでも、使用環境に合っていなければ十分な耐久性は発揮されません。ラベル・シールは「どこで、どのように使うか」を想定して仕様を決めることが不可欠です。

たとえば、冷蔵・冷凍商品用には低温環境でも剥がれにくい粘着剤を選ぶ必要がありますし、浴室用のシャンプーボトルには耐湿性だけでなく、石けんや洗剤に強い耐薬品性も求められます。また、屋外サインや車両用のステッカーには、耐候性だけでなく耐久年数も重要なポイントになります。

これらは専門の印刷会社と相談しながら、適切な素材・加工・粘着剤を選定していくと安心です。このように使用環境に最適化された素材・加工・粘着剤の選定が、商品価値を守る大きなポイントになります。

今回のまとめ

ラベル・シールは、単なる表示物ではなく商品の価値を支える大切な要素です。せっかく美しいデザインでも、環境に耐えられず色褪せたり剥がれてしまえばブランドイメージのマイナスの印象を与えかねません。

ラベル・シールの耐久性を高めるためには、
・素材選び(紙素材、フィルム素材)
・加工(ラミネート、UVカット、耐光インキなど)
・使用環境に合わせた粘着剤の選定
この3つを総合的に考慮することが不可欠です。

美しいデザインを長く維持するためにも、見た目だけでなく耐久性にもこだわったラベル・シールづくりを目指しましょう。商品に合わせた最適な素材選びと加工方法は、商品の価値を支える強い味方になります。ぜひ、次の製品づくりに活かしてみてください。