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-1959-
YAMADA
Fine Arts Printing
Co., Ltd.
COLUMN お知らせ・コラム
ラベル・シールは最新の印刷機よりも精度の高い”版”が重要な理由
ラベル・シールの印刷の際には、インキを原紙に転写するための版が必要です。山田美術印刷では版も自社で製造できるように製版設備も兼ね備えています。
山田美術印刷では、アナログ製版(フィルム製版)、デジタル製版(CTP製版)の2種類の方式の版の制作が可能です。昨今では繊細でキレイなラベル・シールが印刷できる、デジタル製版(CTP製版)が主流となっています。細かな再現も得意なデジタル製版(CTP製版)は、高品質なラベル・シールの制作に欠かせません。
今回のコラムではキレイなラベル・シールの印刷の支えとなる、製版についてお伝えします。
【目次】
1.ラベル・シールの品質は最新の印刷機だからキレイな訳ではない
2.版を品質高く制作できるからこそ、ラベル・シールがキレイに印刷できる
3.今回のまとめ
ラベル・シールの品質は最新の印刷機だからキレイな訳ではない
キレイで美しい発色のラベル・シールを印刷するためには、使用する版をキレイに制作する必要があります。もし、版にキズがついていたりヨゴレが挟まっているどうなるでしょうか?印刷したラベル・シールのデザインが欠けていたり、キレイな色を表現できなかったりしてしまいます。いくら“最新の印刷機”で”腕がいい熟練のオペレーター”だとしても、版が正確でなければ品質のいいラベル・シールは制作できないのです。
また、この製版作業は外部に依頼をしている印刷会社が一般的です。しかし、品質のいいラベル・シールを制作するには、印刷機のクセやデザインに合わせて微調整が必要です。そこで山田美術印刷では、自社製版ができるように設備を導入し、高品質なラベル・シールを目指して一貫した印刷を行っているのです。
版を品質高く制作できるからこそ、ラベル・シールがキレイに印刷できる
山田美術印刷の製版設備のメンテナンスは、自社作業とメーカーによる定期メンテナンスの2種類を実施しています。自社で行っているメンテナンスでは製版設備の複数項目のチェックを行い、必要に応じて清掃や調整などを行っています。一方、メーカーによるメンテナンスでは、CTP機の心臓部でもあるフォーカスレンズのチェックや清掃、レーザー照射部の照射値の測定やバキュームの圧力チェックや集塵機のフィルターチェックなど31項目についてチェックを行っています。
定期的にメーカーのメンテナンスを実施することにより、ラベル・シールの不良を事前に回避し安定した品質を提供しています。キレイなラベル・シールを安定した品質で制作するには、日々の細かなメンテナンスが欠かせないのです。
今回のまとめ
ラベル・シールの品質の安定は、最新の印刷機や熟練したオペレーターだけでは成り立ちません。印刷に必要な版をはじめ、原紙の管理・インキ保管・刃型の精度・作業環境など、数をあげればキリがありません。山田美術印刷では、ラベル・シールの製版~納品までの一貫した制作方法により管理しなければならない項目がとても多いのが正直なところ。
しかし、ラベル・シールの品質はお客様が商品を手に取ったときに絶対に必要です。食品の美味しさや、飲み物のフレッシュさ、日用品の使い勝手の良さなどラベル・シールから情報を的確に伝えることができます。
高品質なラベル・シールの安定供給を目指し、些細なことにも気を配り日々のメンテナンスを実施しています。使用されているラベル・シールの品質がお困りの方は、ぜひ山田美術印刷までお問い合わせください。