今回ブログを担当させていただきます、本社営業部の後藤です。
入社4年目となり、時の流れは早いなと思う今日この頃です。
先日、お客様と雑談している時に『剥離紙の色の違いは何か意味があるの?』とこんな質問をされました。
私もシール業界に入社した当初、同じ疑問を抱いていたなと、懐かしく感じました。
剥離紙はお客様も使用しない部分になりますので、気にする方が少ないですが、しっかりとした役割を担っております。
そこで、今回は剥離紙についてお話しさせていただこうと思います。
まず、基本的な知識として、シール(タック紙)は上から順に表面基材、粘着剤、剥離紙の3層で構成されており、剥離紙は糊を保護している台紙のことです。
表面基材は一般的な紙からフィルム基材と色々な種類があり、使用用途によって様々ですが、剥離紙にも使用用途によって何種類かございます。
その中でも、一番よく目にします青色と黄色の2種類の特徴についてご説明致します。
紙が薄めでロール仕上げに向いている。
印字シールや機械貼り(ラベル自動貼り機使用)の場合によく使用される。
※印字シール…印刷後に、賞味期限や製品の品番などの印字の処理を行ったシール
青セパより厚みがありシート仕上げに向いている。
一枚カット仕上げでのシールの配布や販売によく使用される。
つまり簡単に言うと、シールが製品に仕上がった時にロール状で使用する場合は青セパ、シートで使用する場合は黄セパが適しているという事です。
もちろん、青セパでもシート仕上げは可能ですが、剥離紙が薄く、剥がしにくかったり、カールしやすいため、手貼り作業される場合や、
保管される際には青セパより黄セパの方が断然扱いやすいです。
原紙メーカーによって剥離紙の色が異なっているわけではなく、上記のように明確な意味があり、色分けをされているのです。
その他にも白色や透明色といった特殊な剥離紙もございますが、それはまたの機会にお話しさせていただきます。
シール見積もりの際には、我々営業が最適なご提案をさせていただきますので、是非お問い合わせください。