先日、新聞の記事で見かけた飲料メーカーの新しい試みとして通販と宅配を中心に開始されたラベルレスボトルのミネラルウォーターに興味を持ち購入してみました。このラベルレス商品とは、PET ボトルに貼付しているラベルを削減し、廃棄物量削減による環境負荷の低減と、ラベルを剥がす手間を省き使いやすくした「人にやさしく、地球にもやさしい」通信販売専用の商品ということです。こうした動きは時代を反映した商品と販売方法で、ラベル印刷に携わる者としては、流通も含めた新しい動きとして認識しておくことも大切だと感じます。
購入目的は、自分と家族用。会社や学校へ持って行ったり、または自宅で飲んだりすること一週間。確かに環境負荷の低減には少しだけ協力できているのかもしれないと思いつつ、ブランドラベルのないボトルのミネラルウォーターは、飲む時に視覚からの情報がないため味気なく、中身に対する良いイメージはなかなか湧かないということを実感。そして、いつも何気なく飲んでいるミネラルウォーターや飲料も、容器やラベルデザインから飲料の味を強くイメージを受けて飲んでいることを改めて感じました。
ラベルレス商品は、環境保全への大切な活動であり、こうした活動へ協力することは、これからも大切だと思います。また環境保全やネット時代では、当たり前だった売り方も今後は変革していくと思いますが、ラベルの新しい価値を常に考え、リサイクルまで含めラベルの役割をしっかりと果たす製品をご提案・ご提供することで、お客様のご満足と信頼を作っていきたいとラベルレス商品を手にして再認識しました。